Movabletypeで作成したサイトを、Movabletypeの機能を利用して、携帯向けにも公開した。その方法を紹介する。
※今回はMT3.xを利用した方法。考え方だけ理解できれば、MT4.xにも適用できるはず。
参考)本ブログの携帯版http://www.web2-labo.com/m/
MT4iの致命的な弱点
当初はMT携帯サイト化用の超有名なスクリプト「MT4i」を利用した。
だが、MT4iは、MT最大の利点である「静的htmlファイル生成」を行わないため、携帯からアクセスするとメチャクチャ重くて却下。
MTの機能をフル活用
良く考えてみたら、Movabletypeの機能を上手く使えば、PC/携帯両方向けのhtmlファイルを同時に生成できる。
※当方法は、画像サイズ変換にPHPを利用するため、ご利用のサーバーがPHPを利用できることが前提。
1)携帯サイト用テンプレートを追加
携帯サイト用テンプレートファイル「mobiletemplateforMT3.zip」をダウンロードする。
テンプレートは「euc-jp版」「utf-8版」がある。ご自分のブログに合わせて選択する。
MT管理画面から、各テンプレートファイルのコードを追加する。
テンプレート⇒インデックス
テンプレート名 | 出力ファイル名 |
携帯・メインページ | m/index.html |
携帯・月別ページ | m/month.html |
テンプレート⇒アーカイブ
テンプレート名 |
携帯・エントリー・アーカイブ |
携帯・カテゴリー・アーカイブ |
携帯・日付アーカイブ |
テンプレート⇒モジュール
テンプレート名 |
adsense |
foot_m |
2)マッピングを新規作成
設定⇒公開⇒アーカイブ・マッピング(詳細モードに切り替え)より、マッピングを下記設定の通りに新規作成する
アーカイブの種類 | テンプレート | 出力フォーマット |
エントリー | 携帯・エントリー・アーカイブ | カスタマイズする⇒m/<$MTEntryID$>.html |
カテゴリー | 携帯・カテゴリー・アーカイブ | カスタマイズする⇒m/cat_<$MTCategoryID$>.html |
月別 | 携帯・日付アーカイブ | カスタマイズする⇒m/%y_%m.html |
3)プラグインを追加
下記プラグインを全て追加(mtフォルダ > pluginフォルダにアップロード)
zenkana
全角を半角に変換
MT-I18N
文字コードを変換
MT Regex Plugin
正規表現を使えるようになる。インストールの詳しい方法はこちらを参考に
PreviousNextInCategory.pl
前後エントリへのリンクを生成できる。 ※上記リンク先でエラーが出るようであれば、こちらを試してみてください。⇒PreviousNextInCategory.zip
4)画像変換スクリプト設置
Movabletypeで携帯サイト作成-「画像変換スクリプト設定編」-をご覧ください。
5)再構築
元サイトの配下に「m/」のディレクトリがができ、その中身がモバイルサイトとなる。
元サイトが「http://www.sample.com/」であれば、モバイルサイトは、「http://www.sample.com/m/」となる。
6)カスタマイズ
PCサイトと同様に、テンプレートを編集すればデザインのカスタマイズが可能。
知っておくと便利なTipsはこちら。
・PCページからのリダイレクト方法
私はこの本で携帯サイトの作り方を勉強しました。
最終更新日:2010.1.17 | コメント(3) | トラックバック(0) | MTで携帯サイト
» MTで携帯サイト
※当サイトへのトラックバックは、当サイト内ページへのリンクがないと、受け付けない仕様になっています
参考になります。
一点疑問ですが、こちらのサイトは、携帯版はSJISで、PC版はEUCですが、それぞれMTから出力されるファイルの文字コードもSJIS、EUCになっているのでしょうか。
MTでブログ毎に出力ファイルを書き出す方法が分からず困っていますのでご教授いただければうれしいです。
>takaさん
記事内に新しいリンクを追加しましたので、試してみてください。
>mocchiさん
携帯用サイトは一旦EUCで吐き出して、MT-I18NプラグインでSJISに変換しています。
有益な情報ありがとうございます。
PreviousNextInCategory.pl
のダウンロード先が500エラーで見れないのですが
他にダウンロードできるところはございますでしょうか。。