Amazon web service(AWS)を利用する場合、利用規約に注意が必要だ。
【他ECとのマッシュアップ】
一番重要なのは、「AWSで取得したアマゾン商品データを利用して、他のショップ(例えば楽天)の商品を紹介してはいけない」ということ。
Amazon Webサービス(TM)カスタマー契約
5.1.8. お客様は、(i)Amazonウェブサイト以外のウェブサイトの商業用ページにAmazonの知的財産をリンクさせてはならず、または(ii)Amazonの知的財産と併せて、Amazonウェブサイト以外のウェブサイトの商業用ページにトラフィックを誘導してはいけません(※1)。5.1.9. お客様がリンクに関する上記の義務および制限を遵守した場合、お客様はご自身のアプリケーションのその他のエリア内(すなわち、Amazonの知的財産ではないエリア)において、Amazonウェブサイト以外のウェブサイトへリンクすることができます(※2)。ただし、かかるリンクに関して、Amazonの知的財産を使用してはいけません。
例えば、
・AWSのキーワード検索を利用して、商品データリストを取得し表示
・商品データ内のISBNやJANをキーワードにして、楽天APIから商品データを取得し表示
こうすると、アマゾンと楽天の商品をまとめて表示できる。
しかし、これはAWSの規約に違反する。
AWSで取得したアマゾンの知的財産(ISBNやJAN)を利用して、楽天の商品を表示させているからだ。
規約によれば、
「お客様はご自身のアプリケーションのその他のエリア内(すなわち、Amazonの知的財産ではないエリア)において、Amazonウェブサイト以外のウェブサイトへリンクすることができます」
とある。よって、次のような方法は可能である。
・AWSのキーワード検索を利用して、商品データリストを取得し表示
・同じキーワードを利用して楽天APIから商品データを取得し表示
AWSデータとは関係のない、ユーザーが入力した「キーワード」を利用して楽天データを取得している。
つまり、Amazonの知的財産ではないエリアで、楽天データを表示するため、OKとなる。
要するに、「アマゾンのサーバーに負荷をかけておきながら、他のECの商品を宣伝するようなことはやめてくれ」ということ。
【ポップアップ表示の禁止】
ビジターの意に反して、ポップアップを利用して商品を紹介するこは、アソシエイト規約で禁止されている。
アソシエイト規約
4. 紹介料(f) 本規約に従って乙のサイト上に特別リンクを提供することを除き、本サイトその他本サイトの掲載物の周囲、またはそれに関わる場所を宣伝するいかなる広告宣伝も貼付、または提示してはいけません。(例えば、「フレーミング」技術や、ポップアップまたはポップアンダーウィンドー)
Amazon360では画像ポップアップを利用している。
アマゾンに問い合わせたところ、当サービスの場合、ユーザーの意図に反してポップアップウィンドウが開かれるシステムではないため、問題ないとのこと。
【アマゾン商標の使用禁止】
ドメインに「amazon」やそのスペルミス「amozan」「amamaz」などを利用してはいけないと、アソシエイト規約で明記されている。
アソシエイト規約
1. プログラムへの加入
・露骨な性描写の内容を奨励している。
・暴力を奨励している。
・人種、性別、宗教、国籍、身体障害、性的嗜好、または年齢による差別を奨励している。 違法行為を奨励している。
・サイトのドメイン名の中に、「amazon」その他の甲またはその関連会社の商標やその変形、またはスペルミスを、最上位のドメイン名URL(例:”com”, “net”, “uk” など)の左端の中に含んでいる。 例えば、"amazon.mydomain.com", "amaozn.com" or "amazonauctions.net"は不適切なサイトとなります。
・その他知的財産権を侵害している。
・知的所有権を侵害している。
※変更などがあれば、随時加筆・修正する。
最終更新日:2008.5. 3 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブログパーツ開発
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